初花月 2023
そろそろ春先という頃で、服の選択が悩ましい時期です。
服の取捨選択に時間を思わぬ時間を割き、慌てて出かけた大船フラワーセンターは快晴でした。
先月はちらほらといった感じで春待ちだった菜の花も、花壇に咲き並んで麗らかな心地。
フラワーセンターへ入ってすぐ目に飛び込んできた、そんな黄色を目指して歩を進めた矢先に何やら過ぎるものが。
目指した菜の花の花壇の手前に、池、があるのですけども。
そこに大きな鳥が……ポツリと佇んでおられました。
多分アオサギかなと思うのですが、植物もそうですが鳥類にも詳しくないので自信はありません。
なかなかどっしりと構えた御仁でして、一頻り写真を撮って、梅を巡って戻ってきてもまだいらっしゃる。
ので、折角ですし、もう少しと粘って様子を伺い餌を取る様子なども見ることができました。
写りが微妙でアレですが、お分かりでしょうか。獲物はザリガニのようです。
魚だけ食べるわけではないのかという驚きと、この池にザリガニ居たのかという驚きで、二重に吃驚しました。
鳥さんとお別れ後、園内を漫ろ歩いて見かけたのがスノードロップとキバナセツブンソウ。
白と黄色の対比が綺麗でしたし、どちらも小さい花なので可愛らしくもあり、沢山の方が写真に納めていました。
という所で、今回のメインである観梅です。
鹿児島紅の鮮やかな赤がお出迎えされました。
八重の花弁が鮮烈な紅と相まってかなり見応えたっぷりです。
ぐっと色が淡くなる鴛鴦という品種は、おしどりという名前からの連想もあるのか可愛らしさが増す感じ。
紅・淡紅ときたら次は白。そしてお揃いな八重咲き、大輪緑萼という品種。
白の八重は、一重の清冽とも違い八重の華やかとも違い、おっとりとした雰囲気で優雅という感じがします。
同じ八重でも受ける印象が違うのに、どれも梅らしいと感じてしまう不思議。
そして、桜でも梅でも枝垂れる風情に訳もなく惹かれます。
ということで、色々撮った中から呉服枝垂という品種。
最後を飾るは、ワタクシにとって早咲きの桜といえばな玉縄桜です。
まだ見頃にはちょっと早い感じでしたが、淡い桃色が空に映える様に爛漫な春を予感して心が浮き立ちました。
来月は待望の桜、目一杯楽しみたいところ。
天候が穏やかであることを願うばかりです。